ゆとり教育について

下村博文衆議院議員が、ゆとり教育について、次のように語っていました。

日本は90年代に情報化社会に移ったわけで、その意味でゆとり教育は時代コンセプトには合っていたんです。しかし、そのためのカリキュラムが現場任せだったため、1~2割の教師は対応できたが、残りの8~9割は子供たちを図書館に連れていって百科事典を書き写させるような「ゆるみ教育」になった。いわば、教育界における“失われた20年”です。

 しかし、偏差値エリートだけではもはやダメで、全ての働く人が主体的に課題解決に当たり、クリエーティビティを発揮し、人間的な感性が求められるんですよ。そうでないと社会で使い物にならない。これは、これからの時代を生きる人全てに問われる問題です。

 なのに、どれだけの親がその事実を認識しているでしょうか。

 日本の教育についての認識には40年の開きがあると常々感じています。今私が言っているのは、20年先の日本を考えたときに今から準備すべき教育改革の話。ところが、ほとんどの親は自分の受けてきた教育を例に出して、同じものをわが子に伝えたいという。いわば20年前の話をしている。そして世間一般の今の教育課題がある。つまり、20年前、今、20年先の話が一緒になっているところがある。

 自分の経験則が一番正しいと思う前に、そのモノサシがこれから20年先もそのまま使えるかということをよく考えてほしい。

「ゆとり」が「ゆるみ」になっていったことに、日本の教育が衰退していきました。
下村議員はそのことを訴え続けて、教育改革に尽力してきました。
今後も、自民党下村博文議員の教育改革に期待します。